📮KURUME LETTER

【教員コラム】原賢二(人間健康部 スポーツ医科学科)
🧑‍🏫教職員

【教員コラム】原賢二(人間健康部 スポーツ医科学科)

スポーツ医科学科の原賢二(はらけんじ)です。

私が主に担当している授業は、アスレティックトレーナーに関連した科目です。皆さんはアスレティックトレーナー(AT)という資格を知っていますか?

ATは、スポーツ医科学に関する専門的な知識・技術をもとに、スポーツドクターと連携・協力して、競技者の健康管理、スポーツ外傷・障害の予防、応急処置、アスレティックリハビリテーションおよび体力トレーニングなどの役割を担う専門家です。現在ではスポーツ界には欠かせない人材といえます。

スポーツ現場で実際にアスリートをサポートするためには、本当にたくさんのことを学ばなければなりません。ATへの道のりは決して容易なものではありませんが、実際に自分がサポートした選手が無事に競技復帰を果たした時や、チームが勝利した瞬間の喜びは格別で、ATとしてのやりがいを強く感じます。私は大学の教員となった今でも、可能な限りスポーツ現場に足を運びアスリートのサポートを継続しています。

このような話をすると、ATの知識・技術はトップアスリートを支えるためだけのものと思われがちですが、実はそうではありません。スポーツ外傷・障害の予防や健康管理、コンディショニングなどは、むしろ成長期の子どもたちにこそ必要なことともいえます。

スポーツが広く根付く社会を築くためには、トップアスリートのみでなく、子どもから高齢者まで、全てのライフステージにある人たちが安全で楽しくスポーツに取り組める環境が必要で、このようなスポーツ環境を支えるためにもATの知識・技術は役立ちます。

これからの社会で求められるスポーツ医科学に関する実践力を、私たちと一緒に身につけていきましょう!

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