📮KURUME LETTER

医学生研究:共著論文として学術雑誌に掲載!
🔬研究

医学生研究:共著論文として学術雑誌に掲載!

大村谷美紀さん (現在5年生)、奥平雅之さん(現在6年生)が、病理学講座において医学科3年次カリキュラムRMCP*(実習)で行った研究:
Utility of sonic hedgehog and keratin 8月18日 immunohistochemistry for detecting ballooned hepatocytes(Sonic hedgehog免疫染色の風船状腫大を示す肝細胞の検出における有用性)が、2022年5月に病理学の分野ではtop journalとされるHistopathology (IF: 7.778) 誌に掲載されました!https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35224757/

また、2021年12月には、大村谷さんが本研究を日本肝臓学会西部会で発表しました。

5年大村谷美紀さんのコメント:
「前年度の奥平さん(現在医学科6年生)に引き続き、本研究に携わらせていただきました。初めての研究で何も分からない状態から始まりましたが、基本的な手技からデータ解析まで、手取り足取り丁寧に教えていただきました。そして今回は、論文掲載に加え、肝臓西部学会での発表の機会も頂くことが出来ました。研究から発表まで、熱心にご指導いただきました病理学講座の先生方には感謝申し上げます。低学年の学生さんたちにも、RMCPを通して学会発表など学生時代にはなかなかできない経験をしていただければと思います。」

研究期間4週間というタイトなスケジュールでしたが、研究を引き継ぎ、真摯に取り組んできた努力が共著論文として形になりました。RMCPで研究マインドを養い、熱心な先生方のご指導のおかげで、医学生にとっては貴重な経験を得ることができ、大きな財産となりました。

(指導担当/病理学講座:矢野博久教授、草野弘宣講師, 近藤礼一郎講師)

Histopathology (IF: 7.778)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35224757/

Utility of sonic hedgehog and keratin 8月18日 immunohistochemistry for detecting ballooned hepatocytes(Sonic hedgehog免疫染色の風船状腫大を示す肝細胞の検出における有用性)

*RMCPとは(Research Mind Cultivation Program)

早期から医学研究を経験し、研究への意欲向上、医学生としての誇りを持つことにより、グローバルかつ探求心を向上させることを目的とし基礎分野と臨床分野の45の研究室に分かれ、研究を通して医学の基礎的な知識を学びます。基礎分野の研究室では、実験や解剖など通常の授業では体験できない難しい手技を学びます。臨床分野では、病院で働く先生の仕事ぶりを間近に見ながら実際の臨床現場を体験します。国内の他大学・研究機関や海外の大学で研究できる機会もあります。プログラムの成果は、担当の先生の指導を受けながらポスターにまとめます。