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キャリア・フィールドワークの最終プレゼンテーションが実施されました
📝学び

キャリア・フィールドワークの最終プレゼンテーションが実施されました

1月9日・16日の2日間、御井本館2階ラーニングコモンズBにおいて、キャリアフィールドワークを受講する学生たちによる最終プレゼンテーションが実施されました。プレゼンテーションを行ったのは、基盤教育研究センターの酒井佳世准教授が担当するキャリア教育科目『キャリア・フィールドワーク』の受講生27名です。受講生は自分の興味関心のある分野に応じて3つのグループに分かれ、それぞれの業界をリードする協力企業の指導の下、約4か月間にわたりプロジェクトに取り組んできました。

会場となった御井本館ラーニングコモンズB
会場となった御井本館ラーニングコモンズB
最終プレゼンテーションの様子
最終プレゼンテーションの様子

1月16日には、西部ガス株式会社とプロジェクトに取り組んできたグループが発表を行いました。このグループでは、インフラ業界やまちづくりの分野に焦点を当て、社会が大きな転換期を迎える中で「やりたいことを素直に表現する力」がこれからの社会人に必要不可欠な力であることを念頭に置いて活動を進めました。協力企業である西部ガス株式会社では従業員が挑戦し続ける環境を整え、能力と可能性を最大限に引き出す「人財」育成をモットーとしています。今回のプログラムは、その人材育成ノウハウを活かし、学生たちの自由な発想力や表現力を伸ばすとともに、多様な立場の人々と協働しながら新しいアイデアを創出する力を育成するものです。

このグループのアドバイザーを務めた西部ガスの牛島玄さん
このグループのアドバイザーを務めた西部ガスの牛島玄さん
ひのさと48で行われた現地見学の様子
ひのさと48で行われた現地見学の様子

学生たちは昨年10月に、同社が手掛ける『日の里団地再生プロジェクト(ひのさと48)』の現地見学を行い、地域コミュニティ再生の現場を学びました。そのうえで、「地域のコミュニティ感覚の減少を解決するためにあなたがしたいことは何か?」という課題に取り組み、11月の中間発表を経て、今回の最終プレゼンに臨んでいます。

ひのさと48の活動について学びました
ひのさと48の活動について学びました
西部ガスが手掛ける『日の里団地再生プロジェクト』
西部ガスが手掛ける『日の里団地再生プロジェクト』
学生たちの様子
学生たち
学生
アドバイスを受ける学生
中間発表の様子
中間発表の様子
自分たちのアイデアをプレゼンテーション
自分たちのアイデアをプレゼンテーション
最終発表に向けてフィードバックをもらいます
最終発表に向けてフィードバックをもらいます
学生たちからも質問
学生たちからも質問

最終プレゼンでは、「ツリーハウスを作る」「蒸し雑煮マラソン」「団地でのオープンマイク」など、ユニークで創造性あふれるアイデアが次々と発表されました。当日は、都市リビング開発部の牛島玄さん、原いくみさん、ひのさと48クリエイティブディレクターの熊井晃史さんも会場にお越しいただき、学生たちの発表に耳を傾けながら、丁寧で的確なフィードバックをくださいました。

最終プレゼンテーションの様子
最終プレゼンテーションの様子
コメントをする牛島さん
コメントをする牛島さん
他のグループの発表を聞く学生たち
他のグループの発表を聞く学生たち
自身の言葉で丁寧に説明する発表者
自身の言葉で丁寧に説明する発表者

プロジェクトに参加した経済学部文化経済学科3年の福吉空大さんは、「課題という型にとらわれることなく、やりたいことからスタートして案を考える作業だったので、最後まで積極的に取り組むことができました。自由度の高い課題だったので枠にとらわれることなく学生らしい提案ができたと思います。『儲かることではなく意味のあることを』というアドバイスが心に残っています。これから就職活動がスタートしますが、自分がその仕事をする意味があるか、楽しさを感じるかなどを考えて就職先を探したいです」と振り返りました。

西部ガスの牛島玄さんは「今回の活動では『教える』というよりも、一緒に何かを感じ取れる機会になったと思います。特に、自由度の高い課題に取り組むことで、これから社会で求められる力を身につける良い経験になったのではないでしょうか。働くことに対して、マイナスのイメージを持つ人も多いですが、楽しく働ける選択肢があるということを知ってほしいです。自分のキャリアを楽しみながら考えるきっかけにしてもらえたらと思います」と学生たちにメッセージを送りました。