📮KURUME LETTER
「絣フェスタ2024」開催に向けて(法学特殊講義)
法学特殊講義(地域連携と絣フェスタ24) は、「久留米絣をテーマにした地域連携活動」をメインテーマに毎年実施している「絣フェスタ※1」の実施をとおして、地元企業や高校生、市民団体とつながり、久留米の地域活性化のための取り組みを学生が主体的に行う、問題発見・解決型のアクティブラーニング授業です。
この講義では、地域連携の重要性や久留米という地域(リージョン)から伝統文化や伝統工芸を題材に情報を発信することの意義や難しさを体験することを目的としており、絣フェスタの企画や広報、提携、メイキングに関心を持ってもらい、学生のアイデアを取り入れながら一緒にイベントを作り上げていくものです。また、ゲスト講師として、久留米絣デザイナーや織元、業界関係者、マスコミ関係者、市役所関係者などをお招きし、地域連携や絣フェスタのメイキングに向けてブレインストーミングしていきます。
※1「絣フェスタ」:法学部の学生が中心となり企画運営を行い、ファッションショーを通して地元の伝統工芸である久留米絣をPRする地域貢献の取り組みで、学生が個性豊かな絣衣装に身を包み、華やかなファッションショーを演出するものです。2015年にスタートし、地域の皆さまのご協力により参加団体も増え、年々規模を拡大してきました。今年は8月25日の開催を予定しており、学生が主体となり、さまざまな準備を進めていきます。
7月4日の本授業では、絣フェスタ2024で、本学の絣藍ドル「あいくる」※2と共にコラボ予定の西日本短期大学のアイドルグループ「西短MP学科さくら組」をプロデュースしている今木 清志 教授(メディア・プロモーション学科)と宮谷 未知子 准教授(同)に、絣フェスタというイベントにも通じる「エンタメ業界」について、またアイドルをプロデュースされることになった経緯や目的などについて講演いただきました。
「元テレビドラマプロデューサーが考える『アイドルの魅力、地方からのエンタメ発信の可能性』」と題した講演の中で、今木教授の前職であるドラマプロデューサーのお仕事の中で学ばれたチームワークの大切さや、西短MP学科さくら組の地域活動など、絣フェスタ本番に向け、大変興味深いお話を聞くことができました。絣フェスタ2024のプログラムには「地域アイドル結集! 2024」が企画されており、西短MP学科さくら組は地域に貢献する大学発のアイドルとして「あいくる」とともに出演することが決まっています。
※2 絣藍ドル「あいくる」:本学法学部の学生らで結成され、国の重要無形文化財「久留米絣」の魅力を伝える活動を行っている学生アイドルグループ。一昨年の絣フェスタ2022で結成し、久留米絣の他に銀梅花(マートル)のPR活動や「くるめ光の祭典 ほとめきファンタジー」の広報アンバサダーを務めるなど久留米市を中心に地域連携活動に力を入れています。