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医学科と医療検査学科による多職種連携教育
📝学び

医学科と医療検査学科による多職種連携教育

「協同学習」は医師に求められるチーム医療に資する人間性(協同の精神)と、科学的探究力及びコミュニケーション能力を体得し、仲間と切磋琢磨し共に高め合うことを目的に開講している医学部医学科1年生の必修科目です。

本学では、全国の医科大学に先駆けて「協同学習」を導入しており、その手法は日本医学教育評価機構(JACME)からも高く評価されています。

本年度、新設された医療検査学科においても科目「学びの基本Ⅰ」の中に協同学習を取り入れており、学生が能動的な学びを展開しています。この度、多職種連携教育の一環として医学科1年と医療検査学科1年による合同授業が行われました。

報道員(発表者)は特派員(聴講者)の前でプレゼンテーション
報道員(発表者)は特派員(聴講者)の前でプレゼンテーション
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今回は、テーマを「災害」とし、医学科生は「能登半島地震」、医療検査学科生は「羽田空港地上衝突事故」について事前に学習した後、両学科の混成メンバー5人一組でグループを結成。それぞれ学んだことを踏まえ、グループで発表する内容についてディスカッションし、1、2枚のポスターにまとめました。

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6月7日にはその発表会が行われ、能登半島地震や羽田空港地上衝突事故から日本が抱えている災害の現状に「ヒューマンエラー」「コミュニケーション不足」「日本の災害医療体制」を題材としてそれぞれのグループより原因の分析や改善策が報告され、それを聞いた多くの仲間や教職員と活発な議論が展開されました。

参加した学生からは「日本の防災意識は低いのではないかと想定していたが、調べてみると高くて驚いた」「自然災害と片付けるだけでなく、被害の原因には人為的なミスもあり、災害の被害を減らすためにはヒューマンエラーを考えることが大事だということが分かり興味深かった」といった感想が聞かれました。

12分間のプレゼンテーションの後、特派員との質疑応答
12分間のプレゼンテーションの後、特派員との質疑応答
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医療検査学科より参加した古野祐衣さんは「能登半島地震の時にボランティアとして支援する人を見て、私も参加できたらという思いがありました。今回の講義で災害支援について調べ、DMATなどの災害医療チームの活動や役割を知り、私も国家試験に合格した暁には医療関係者として関わってみたいとあらためて思いました」とコメントしました。

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医療現場では、チームでの協働が求められます。「協同学習・「学びの基本Ⅰ」では、それぞれが自分の持つ知識や技術はもちろん、人とのコミュニケーション能力やリーダーシップについても学ぶことができ、多様な視点やアイデアを持った仲間たちと交流することで、学生らのより深い理解やスキルの向上につながると期待されています。