📮KURUME LETTER
「情報社会実習演習」合同発表会を開催【文学部情報社会学科】
文系学部では、1年次から担当教員のもと学生が特定の分野やテーマについて研究する少人数教育「ゼミ」を実施し、活発なコミュニケーションのもとで専門的な知識を深めながら研究テーマについて探究しています。
文学部情報社会学科では、2年次必修科目「情報社会実習演習」において、社会調査法の基礎を現場やフィールドで実践的に学修します。1年間の総まとめとして、7つのゼミが調査や研究成果を発表しあう「情報社会実習演習合同発表会」が開催されました。
発表はこれまでながらくポスターセッションで実施していましたが、コロナ禍の2020~2021年度はオンラインで、2022年度はハイブリッドで実施し、今年度は初めてオンデマンドで実施されました。
オンデマンド会場に公開された各ゼミの発表動画を2年生、そしてこれからゼミを選ぶ1年生も視聴し、参加者各自が優れていると感じた研究発表に投票をしました。
結果発表・表彰式
2年生のピアレビューと1年生の投票結果をもとに、1月10日に総合審査の結果発表と表彰式が行われ、地域文化賞、プレゼン賞、多角的研究賞、現代社会文化賞などが贈られた後、総合1位に川路ゼミ、総合2位に川路ゼミ、総合3位に江藤ゼミが選ばれました。
【石橋潔教授 コメント】
みなさん、たいへんお疲れ様でした。どれも思っていた以上に質の高い動画となっていて驚きました。レポートや文章を書くよりも、こうして動画を編集して伝えることに優れていると感じます。内容についても、テーマ、仮説立て、社会と関連付けた考察など素晴らしいものがありました。2年生で培ったチーム活動を生かし、これからは個人で探究活動をしていくことになります。今後みなさんが社会とどのように接点を持っていくのか、興味深い発表がまた聞けることを期待しています。
人と人を情報でつなぐことをコンセプトにしている情報社会学科では、DXで人と人をつなぐ社会調査に挑戦しています。2年生での学びは、3年次以降のフィールドでの実践や卒業論文に生かされます。