📮KURUME LETTER
学生サークルteam.csvが福岡市でドローンなどを活用した親子プログラミング講座を開催【商学部】
商学部学生有志によるボランティアサークルteam.csv*は、7月29日に福岡市早良区の賀茂公民館で親子プログラミング講座を開催しました。
*「team.csv」の由来は「Computer Scienceを活用したVolunteerを行うTeam」で、商学部商学科の木下和也教授指導のもと、学生が主体となりICTを活用した地域の課題解決やICT教育イベントなどを全国的に行っています。
今回の講座は、午前の部(中学生を含む小学校5年生以上が対象)と、午後の部(小学校3・4年生が対象)の二部構成です。
午前の部
午前の部では「素数を探し出せ」をテーマに「数学とアルゴリズムの内容」を学びます。
四則計算ができる学年であれば理解でき、実習を楽しむことができるという点が特徴です。「素数」という言葉を知らない子どもでも楽しめます。
自動的にパソコン画面で素数が計算され、順番に表示される様子を見て、子どもたちや保護者の皆さんから驚きと喜びの声が上がりました。
午後の部
続いて午後の部では、会場を3つに区切り3種類の講座を同時開催しました。
① ドローンを使った「3次元空間座標の理解」を目的としたプログラミング
② マイクロビット(小さな学習用コンピュータ)を使った押しボタン式信号機のパターン再現による「アルゴリズムの理解」
③ JavaScriptによる「乱数の理解」を目的としたサイコロの再現プログラミング
参加者は会場を順番に回りながら、真剣な表情で実習に取り組みました。
午前・午後ともに、本来高校生以上で学習する内容もありましたが、小学生にも理解できるように工夫がなされていたため、不思議で興味深いコンピュータサイエンスの講座となったようです。
今回の講座は、楽しく学ぶだけではなく、親子で参加してもらうことで家庭での会話が弾み自然と学んだ内容の復習ができるように、学生たちが工夫を重ねてきた企画です。数学やプログラミングへの関心が高まることが期待されます。
授業を担当した学生の感想
ドローンのプログラミング授業を担当:武田大樹さん(商学部4年生)
空間座標の理解をしてもらいながら楽しくプログラミングを体験してもらうために、時間をかけて教材を作成しました。この教材や教え方で良いのか不安でしたが、難しい課題に親子で一生懸命に興味津々に取り組んでくれている姿を見て、ほっとしましたし、私も楽しむことができました。
マイクロビットのプログラミング授業を担当:池田彩音さん(商学部2年生)
授業時間が決まっている中で、子どもたちの作業するペースに気を遣いながら進めることが大変でした。初めて授業を担当しましたが、子どもたちが楽しんでいる姿を見て、やって良かったと感じました。