📮KURUME LETTER
学生サークルteam.csvがメタバースを活用した「デジタル田園都市国家構想」の施策を学ぶ特別インターンシップに参加
商学部木下ゼミの学生有志によるボランティアサークル「team.csv」の学生2名が、8月3日に愛知県瀬戸市の情報政策課を訪問し、国が推進する「デジタル田園都市国家構想」※について市の施策を先進事例として学ぶ特別インターンシップに参加しました。瀬戸市は地方都市としていち早く、実際の景観をそのままメタバース空間に再現した瀬戸市(バーチャル瀬戸)を一般に開放して、経済、教育などさまざまな分野で市民生活に波及するDXを推進しています。
※デジタル田園都市国家構想とは(詳細はデジタル庁のWebサイトから)https://www.digital.go.jp/policies/digital_garden_city_nation
今回、瀨戸市役所を訪問したのは瀬戸理久人さん(商学部4年)と佐々木隆さん(商学部4年生)です。2人はすでにIT企業のエンジニアとして就職が決定していますが、瀬戸市の先進的な施策を知り、卒業研究や卒業後の仕事に活かすために特別インターンシップに参加することとなりました。
午前の部では市庁舎の情報政策課にて瀬戸市のデジタル田園都市国家構想への取り組みについて講義を受け、さらにメタバース上にあるバーチャル瀬戸の案内とその技術的な仕組みについて説明を受けました。その後はバーチャル空間との対比のため実際に瀬戸市内を案内していただきました。
午後の部では瀬戸市デジタルリサーチパークセンターが主催する小学生向けメタバース講座を見学し、サポート役を体験しました。さらに、有名なメタバース・クリエーターからオンラインで講義を受けたことは、卒業後にエンジニアとして働くことになる2人にとって大きな刺激となりました。
瀬戸さんは卒業研究として御井キャンパスの御井本館をバーチャル空間に再現する作業をしていますが、メタバース上で各種手続きができるようなモデルとして完成させたいと意気込んでいます。また佐々木さんは地元のうきは市の一部をメタバース上に再現することに挑戦しており、市民生活のためのメタバース利用について瀬戸市で学んだことを活かそうとしています。