📮KURUME LETTER

全国紙のオピニオンに相次いで掲載!
📝学び

全国紙のオピニオンに相次いで掲載!

これまでいくつかのゼミを中心に、法学部での少人数教育の実際の姿をご紹介してきました。今回は、そのゼミ活動の成果の一つとして、全国紙である毎日新聞オピニオン欄の「みんなの広場」に相次いで掲載されましたので、ご紹介します。

河内ゼミでは、1年生向け基礎ゼミの基礎教育の中で、本を読んで書評を書くなど工夫を凝らした様々な取り組みをしています。今年度は、身近なことを文章化することに取り組み、新聞に投稿することを勧めました。

左が「みんなの広場」のコーナーです。右の香月君が2016年12月14日(水)に最初に掲載されました。

香月さん

 掲載された文面は次の通りです。

<時間の使い方を見直したい>

現代人は生活の中で時間の使い方が下手だと思う時があります。例えば、私は暇な時、携帯電話でインターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで時間を浪費してしまい、その度に無駄な時間だったと後悔することがあります。いざ何かをする時に、もう少し時間があればなあと考えることがあるからです。

私は携帯電話を使って有意義な時間だったと思うことはほとんどありません。しかし、完璧に無駄のない行動で時間を作る生活を送ることは難しいと思います。ただ、自分のすべき優先順位を考え行動することで、無駄な時間をできるだけ減らすことができるのではないかと考えています。

私たち個々の人生で使える時間には限りがあるので、時間をどのように有効に使うかは自分次第だと思います。自分の生活を見直して計画を立てることで、無駄にしていた時間を見つけ出せば、今後の生活をより有意義にすることができるかもしれません。

 

香月さんの掲載に刺激を受けて、ゼミ生が相次いで投稿し、宮平さん、矢野さんの文章も掲載されました。

宮平さん(中央)と矢野さん(右)
宮平さん(中央)と矢野さん(右)

まずは、宮平さんの文章が2016年12月28日(水)に掲載されました。文面は次の通りです。

<いろんなことに挑戦したい>

 大学生活は、部活動やサークルなど自分が思っていた通りの楽しい日々です。その反面、中学校や高校の時に比べると、勉強がおろそかになってしまいます。しかし、一冊の本との出合いをきっかけに、私の考え方は変わりました。その本には、大学生は「自己投資」をすべきであると書かれていました。

それで私は何かに挑戦したいと思い、アメリカに3週間の語学研修に行きました。そこでホストファミリーと共に生活をし、アメリカの文化や生活を学び、毎日が刺激的でした。1年生でそういう経験をしたこともあり、海外への関心が高まり、今では留学も考えています。自分自身にお金を使うだけが自己投資ではなく、いろんなことに挑戦した結果そのものも自己投資になると私は思います。

 社会では、大学で4年間何を学んで何を得たのかが問われると思います。まずは普段の授業から真剣に取り組み、毎日の生活に刺激を求めていろんなことに挑戦し、成長したいです。


次は、矢野さんの文章が2017年1月8日(金)に掲載されました。文面は次の通りです。

 <「二人の食卓」活動に興味>

 大学の食堂で「TABLE FOR TWO 食べたご飯が誰かの為になる社会貢献です」という広告を見つけました。私は食べることが大好きなので、その広告にとても興味が湧き、調べてみると大学内だけの活動ではなく全国的にやっている有名な活動でした。

「TABLE FOR TWO」の名前の意味は「2人の食卓」。コンセプトは先進国の私たちと開発途上国の子供たちが、時間と空間を超え食事を分かち合うというもので、その活動は対象の定食や食品を購入すると1食につき20円が発展途上国の子供の学校給食に寄付される仕組みです。この活動はファミリーマートやサントリーなど多くの人が知っている企業やレストランでも行われています。

これからは食べ物・飲み物を買う時や外食をするときは「TABLE FOR TWO」の商品を意識して選び、積極的にこの活動に参加していきたいと思います。いつかは自分が主体となって活動したいです。


いずれもしっかりと身近なことを自分の頭で考えて文章化することができています!

ところで、このゼミの取り組みとは別に、他に、法学部では、西日本新聞の学生記者制度に登録して、定期的に学生ジャーナルを掲載している方々がいます。例えば、河野さんは、筑後版に何回も掲載されています。お読みになった方もいるかもしれません。

学んで考えて発信することを実践して、さらに学びを深める。法学部の基本的な教育スタンスのよい例ではないかと思います。

それでは、次回まで。