📮KURUME LETTER
【授業紹介】プレ法職課程
みなさん、こんにちは。今回は、授業紹介です。
これまでは、主に1年生向けの基礎教育に関する授業が比較的多かったのですが、今回は2年生以上の専門課程の一つである法職課程・プレ法職課程をご紹介します。法職課程は、公務員合格をはじめとして、各種資格取得・法科大学院進学などを実現するための実践的な教育を行う課程です。少数選抜の特別な課程です。カリキュラムの内容は、目的に合致するように、憲法(4単位)と民法(4単位)の合計8単位が必修の他、刑法(4単位)、経済学(4単位)、数的推理・判断推理(小論文対策も含む 4単位)、法学論述対策(4単位)のうちから選択で8単位以上履修することになっています。久留米大学は、予備校と提携して割安で受講することができる課外講座が充実していますが、普段授業で学生の皆さんに接している専任教員が、この課程でさらに手厚くしっかりとフォローします。
また、プレ法職課程は法職課程のプレ版で、2年生だけを対象とする少数選抜の課程です。まだ、進路を確定していない方もいますので、憲民刑の基礎を深く学んで、法学のおもしろさを感じていただくことを目的にしています。カリキュラムは、民法(4単位)、憲法(2単位)・刑法(2単位)の8単位を履修することになっています。1年次での成績などを基準にして選ばれますので、成績優秀者が多く集まります。
今年は、15名が選ばれました。授業の形式にはいろいろと工夫を凝らしていて、講義形式、ディスカッション方式、ディベート方式などを取り交ぜて行われます。
写真は、事案を事前に渡しておき、当日原告と被告とに分けて、さまざまな角度からディベートしている様子です。
立場はその場で決まりますので、それぞれの立場で若干打ち合わせが行われて、討論開始です。裁判の基本形式は踏まえて行いますが、事実関係の争いの部分はかなり自由に発言することができます。
当事者の弁護士になった気分で討論すると、法的な知識が随分と身についた感じがし、理解が深まったという意見が多く聞かれます。こうして切磋琢磨した中から、公務員や法科大学院へと進んだりした先輩方がたくさんいます。実際の昨年の授業の感想は以下の通りです。
- 法律の判例などについて詳しく学ぶことができ、授業もとても分かりやすく、通常の学部の授業では詳しく学べない部分も学べたのでよかった。少人数の授業なので、質問などもしやすく、わからないところは、わかりやすく詳しく説明してくれて、よかった。
- 法学の基本についてしっかりと学べた。
- 学部の講義と違い、疑問点などが質問しやすく、将来につながるような勉強がしたい人は良いと思う。
- 判例の読み方が早い段階で学べる。
- 先生たちに親近感がわく。
- ディベートで、自分の意見を主張したり、友達の意見を聞いたりして、普通の講義とは違う勉強ができ、ためになった。
- ディベート形式の授業もあるので、難しいが議論できて楽しい。最初は頭が真っ白になったが、人前で話すのが苦ではなくなった。
- 受け身ではなく積極的に発言していくと、自分に自信もついてよいと思う。
- 少人数の授業なので、集中力を切らすことなく勉強でき、質問もしやすく、受講してよかったと思う。ただし、内容が深く難しかったり、予習が必要であったりするので、意識の低い人が安易に取ると苦労するかもしれないと思う。
- 講義は専門用語も多く、少しレベルが高いが、しっかりと予習や復習を行ったら、とても力がつくと思った。
- プレ法職課程を取っても原則として通常の卒業単位に含まれないところがちょっと厳しいと感じた。しかし、普通の2年ゼミより専門性が高く、意欲ある人が集まっているのがよい。
- この課程を取ろうと考えている人には、もっと法律について深く学びたいという意識が大切だと、思う。
- 授業内容はとてもよかったと思いますが、まだ習っていない分野が出てくると難しくて大変でした。これからの授業の予習と思えば、役に立ちます。
- 授業の中に、議論だけでなく、ときどき何が原則になるかなどの説明が入ったので、とても理解が進みました。
- 参加者はみんな勉強熱心でまじめだった。できるだけ、積極的に議論しようとする人が向いていると思う。
- 他の専門科目もとっているが、あまり負担にはならず、楽しく勉強できてよかった。
- 自分のために選んだのだから、あきらめずに勉強する姿勢が大切です。
- 少人数でやるので、授業に緊迫感が出て集中できる。お互い学習面での刺激が得られる。
- 法律を詳しく勉強できる。
- ゼミ形式なので新しい友達ができやすい。
- 少人数で行うため、授業中にも質問しやすく、わからないまま放置することがなくてよい。また、自分以外の多くの人の意見・考えを耳にすることができてよい。
法学部を目指す方、是非法職課程・プレ法職課程を目指してください。それでは、次回まで。