📮KURUME LETTER
学生主体の地域連携イベント「絣フェスタ2022 つなぐ」を有観客で開催
8月27日、久留米シティプラザにて「絣フェスタ2022」が3年ぶりに有観客で開催されました。
絣フェスタ・プロジェクトは2015年に久留米大学法学部が開始し、医学部看護学科と共催で実施している、久留米市の伝統工芸品である久留米絣をテーマにした地域連携活動です。学生が中心となって企画運営を行っており、地域の皆さまのご協力により年々規模を拡大してきました。
今年の「絣フェスタ2022」のテーマは「つなぐ」です。地域連携活動の要は、地域の人と人、人と企業をつなぐことにありますが、同時に地域の伝統を過去から現在、現在から未来へとつなぐことにもあります。絣フェスタは大学を拠点にその役割を果たします。
プログラムのメインである学生モデルによるファッションショーでは、スーツや着物などテーマ別に9組が発表。共催している医学部看護学科からも学生3名がモデルとして参加しました。本番に向け3月頃からウォーキングレッスンを開始したとのことで、本番は堂々とした姿で観客を魅了し練習の成果を十分に発揮していました。
学生によるファッションショーとは別に、久留米大学卒業生による、絣組合との初コラボの久留米絣ファッションショー(タレントの黒田りささんMC)もあり、学生たちとはまた違った大人の魅力で楽しませてくれました。
また、絣の魅力を多くの人にPRするために生まれた学生アイドルグループ「絣藍ドル・あいくる」のお披露目もありました。メンバーは、絣で作られた現代風の衣装を身にまとい、久留米絣の創始者である井上 伝 氏(1789-1869)の生涯や、絣の成り立ちをわかりやすく紹介しました。今後も「あいくる」のPR活動に注目が高まります。
絣フェスタ実行委員長 法学部 2年生 中野 大智さんのコメント
「まず3年ぶりに有観客での開催できたことで、お客様から拍手や笑顔が見られたことや、商品の提供など、絣を身近に触れてもらうことができて、とても喜ばしく思います。今年で8回目の開催になりますが、絣フェスタはこれまでの先輩たちがつないでくれたもので、準備から開催までとてもいい経験になりました」
法学部国際政治学科 前田 俊文 教授のコメント
「この活動を通して生徒たちに学んでほしいことは「どうやって生きるか」です。地域との関わり方を自分なりにテーマを見つけて考えてもらいたいです」
詳しくは法学部のYouTubeアカウント、絣フェスタSNS:Facebook、Twitter、Instagramをご覧ください。