📮KURUME LETTER

学生サークルteam.csvが小学生対象のプログラミングの考え方などを学ぶ「一日大学生」体験講座を開催
📝学び

学生サークルteam.csvが小学生対象のプログラミングの考え方などを学ぶ「一日大学生」体験講座を開催

商学部の学生有志が運営するサークルteam.csvが12月26日に御井キャンパスで、地域の小学生を対象とした「一日大学生」体験講座を開催しました。

team.csvの名前の由来は、「コンピュータ(computer)」「サイエンス(science)」「ボランティア(volunteer)」で、コンピュータサイエンスを活用したボランティア活動を行っています。商学部商学科の木下和也教授が指導しています。

この講座は現在注目されているSTEAM教育の実践を意図しており、午前はコンピュータサイエンス講座、午後はネイティブ英語講師による英語で学ぶ化学講座が催されました。また、大学の大教室を使った授業を小学生に体験してもらうことで「一日だけの大学生」として過ごしてもらいました。英語教室「Kurume Kids English」と「team.csv」による共同企画で、本学地域連携センターが後援をしています。

午前の部では学⽣が講師となり、ゲーム感覚で楽しくプログラミング的思考を学びました。ノートパソコンで作ったプログラムを小さなコンピュータ(micro:bit、Halocode、Circuit Playground)に送信して、LEDの点滅パターンや色を変化させました。
教材も学⽣が作成したもので、学生たちは交代で講師役を務め、他の学⽣たちも、子どもたちのそばでサポートしました。この実習で使った小さなコンピュータは、日没後にクリスマスツリーに飾ることを目的にプログラムしました。

写真
写真
写真
写真
写真
写真

午後の部はスライム作りをテーマとした化学講座で、外部のネイティブ英語講師によりすべて英語で行われました。英語は難しいと言いながらも、子どもたちは、「Regular(普通)、Fluffy(ふわふわ)、Glow in the Dark(暗いところで光る)」の3種類のスライムを、英語の説明を聞きながら作りました。うまく固まらず苦戦する場面もありましたが、学生たちのサポートもあり、うまく作り上げました。学生たちはこの日のために事前に自分たちもスライム作りを体験して準備していました。

写真
写真
写真
写真
写真
写真

この後実習レポートの作成など、まるで大学生のような課題にも取り組み、日が暮れるのを待ってから、午前の部で作った小さなコンピュータが飾り付けられたクリスマスツリーの点灯と、記念撮影が行われ、午前と午後を通してLEDと光るスライムという「光」をテーマとした科学の講座が終了しました。

写真

参加した小学5年生の女子2人には、「プログラミングは少しやったことがあったけど、難しかったです。でも大学生のお兄ちゃんがやさしく教えてくれました。スライム作りも楽しかったです。大学もきれいで広くてびっくりしました。」と感想をいただきました。

商学部3年生の原岡大規さんは「⼦どもたちがとても素直で、クイズも元気よく答えてくれたりして、楽しく授業できました。プログラミング的思考をテーマに授業を担当しましたが、⼦どもたちが楽しんで取り組んでくれて、プログラミングのルールもしっかり学んでくれたと思います。元々子どもに教えるのが好きで、将来は子どもたちにプログラミングの楽しさを知ってもらえるような取り組みをしたいと考えています。」と話してくれました。

同じく3年生の樋口理菜さんは「昨年はオンラインで小学生向けに講座を開催しましたが、オンラインなので反応が見えにくいことが多々ありました。今回は対面で子どもたちの反応が分かりやすく、コミュニケーションが取りやすかったです。教えていくうちに子どもたちもどんどん慕ってくれて、質問もしてくれるようになって、充実した講座になりました。最後に⼦どもたちに今⽇の感想を書いてもらったのですが、『1日楽しかったです。また来たいです。』と書いてくれていて、今まで準備してきてよかったです。」と話してくれました。

LEDの点滅パターンや色をプログラムしたCircuit Playground
LEDの点滅パターンや色をプログラムしたCircuit Playground