📮KURUME LETTER
「心通わせる七夕イベント」(7月2日~7月7日)(情報社会学科)
医療センターは、7月2日(月曜日)~7日(土曜日)、「心通わせる七夕イベント」を実施します。患者さんと家族、医療スタッフが心通わせるツールとして、七夕という季節感を取り入れたディスプレイを展示します。文学部の提案を受けて企画しました。
総合受付に七夕のブースを設け、たくさんの方々に願いや思いを書いて貼ってもらう参加型のイベントです。笹を描いたボードまたは模造紙を設置し、近くに短冊とペンを置き、自由に願い事を書いてもらう趣向です。短冊の個人情報保護にも配慮した織姫と彦星がデザインされた目隠しシールも用意しています。
情報社会学科の課題解決型授業「ほとめきプロジェクト実習演習」の一環として、2018年度より新たに医療センターをフィールドとしたプロジェクト型学習に取り組んでいます。文系ならではの視点で新たなニッチ(すき間)サービスを企画・提案する実践型授業です。
医療センターに「七夕」を含む3案を提案、採択され実施することとなりました。文系学部と病院が連携する「文医融合」の取り組みです。他2案は、学生目線の「リーフレット作成」と、総合受付の待合室に車椅子用スペースを確保する「おもいやりスペース」の設置を計画しています。
ボードには、たくさんの方々の願いが書かれた短冊が貼られ、患者さんの中には「リハビリのつもりで数十年ぶりに短冊に願いを込めました」という方も。このボードは企画終了後、皆さんの願いを届けるため、神社に奉納されます。
企画をサポートした4年生は、「孫のような感覚で話しかけてくださる患者さんなど、たくさんの方と接することができ、とてもよい経験になりました。病気で気持ちが沈んでいる方にとって少しでも癒しの場になれば。」と話していました。
この他にも、総合受付の待合室に車椅子用スペースを確保する「おもいやりスペース」の設置や学生目線の「リーフレット作成」の企画で、引き続きプロジェクトに取り組みます。
昨年、志願者を大きく増やした「情報社会学科」では、ラジオ番組制作や印刷物の発行、現場やフィールドでの調査実習など体験型授業が豊富で、学生が自ら考え動きながら「情報活用能力」を磨き、大きく成長していきます。