📮KURUME LETTER
久留米大学医療センターで「心通わせる七夕イベント」を開催(情報社会学科)
久留米大学医療センターで、7月2日から7月7日まで、「心通わせる七夕イベント」を開催し、患者さんを含む多くの方が七夕の短冊に願いを込めました。
このイベントは、文学部情報社会学科3年の塩崎南菜さんらが江藤智佐子准教授の課題解決型授業「ほとめきプロジェクト実習演習」の一環で企画したものです。
「ほとめきプロジェクト実習演習」は、毎年フィールドを変えて行われ、それぞれの課題を学生が自ら見出し、解決していく授業スタイルとなっています。今回のフィールドは「医療センター」。塩崎さんらは、医療センターを訪れ、課題をリサーチするところから始めました。
「変えたかったのは、総合受付付近のイメージです。せっかく提供している“患者さんに優しい医療”を入口で表現して、もう少しあたたかい雰囲気にできたらと思いました。」と塩崎さん。そこで着目したのは、医療センターの理念である「心が通い、信頼される医療」というキーワード。
ボードには、たくさんの方々の願いが書かれた短冊が貼られ、患者さんの中には「リハビリのつもりで数十年ぶりに短冊に願いを込めました」という方も。このボードは企画終了後、皆さんの願いを届けるため、神社に奉納されます。
企画をサポートした4年生は、「孫のような感覚で話しかけてくださる患者さんなど、たくさんの方と接することができ、とてもよい経験になりました。病気で気持ちが沈んでいる方にとって少しでも癒しの場になれば。」と話していました。
この他にも、総合受付の待合室に車椅子用スペースを確保する「おもいやりスペース」の設置や学生目線の「リーフレット作成」の企画で、引き続きプロジェクトに取り組みます。
昨年、志願者を大きく増やした「情報社会学科」では、ラジオ番組制作や印刷物の発行、現場やフィールドでの調査実習など体験型授業が豊富で、学生が自ら考え動きながら「情報活用能力」を磨き、大きく成長していきます。