📮KURUME LETTER

「創造技法」の授業で生まれたアイデアを企業に(情報社会学科)
📝学び

「創造技法」の授業で生まれたアイデアを企業に(情報社会学科)

7月13日、文学部情報社会学科川路崇博准教授による「創造技法」の授業が行われました。この授業では、創造的問題解決の技法を学んでいます。日常の生活のなかで浮かんだ問題解決の「アイデア」を他者に共有することによるレスポンスを新たなアイデアに繋げる「アイデアマラソン」を実行しながら、創造を形にすることにも取り組んでいます。

これまで授業の中で「タバコのポイ捨てをどうやったら改善できるか」という課題に対し、アイデアをとにかく出す思考(発散的思考)を支援する創造技法のひとつである「アイデアスケッチ※」を用いて解決方法を検討してきました。
学生がそれぞれに「アイデアスケッチ」を実施して説明も含めて形にし(プロトタイピング)、タバコ業界関係の企業に参考意見として投げかけていたところ、丁寧なお返事を頂戴し、今回その内容を共有しました。

(※アイデアスケッチ:スケッチによる視覚的なブレインストーミング手法として知られています。絵でアイデアが説明されているため、一目で内容を伝えられます。またアイデア出し会議に参加していない人にもその内容を伝えやすいという特徴があります。)

学生が書いたアイデアスケッチの一例
学生が書いたアイデアスケッチの一例
川路准教授
川路准教授

他者と意見交換をしながら生まれた数多くのアイデアから厳選し企画出しをした学生からは「自分のアイデアを発信でき、見てもらえて嬉しい」「大きな企業様よりレスポンスがあり嬉しく光栄に思う」といった声が聞かれました。授業を担当した川路准教授からは「今回のように自分の考えを形にして受け入れられたことを自信に、今後に生かしていってほしい」というメッセージが学生に伝えられました。

このように情報社会学科では、グループワークやフィルードワークを授業に多く取り入れ、学生が自発的に行動し、考えを形にすることを学んでいきます。