心理インターンシップ報告会2021

12月15日に御井キャンパスにて、文学部心理学科の「心理インターンシップ報告会」が開催されました。

心理インターンシップは3年生通年で開講されています。1、2年生で心理学の基礎知識を学び、3年生の本実習を通して、現実社会で心理学がどのように生かされているのか、学びを深めます。前期では実習先や実習の際に観察する「心理学的視点」を決定します。9月、10月を中心にとした10日間の実習を行い、この日3年生が1、2年生に向けて実習の報告を行いました。

今年度は小中学校や特別支援学校などに実習に行きました。実習は少人数のグループで行われ、実習先との事前の打ち合わせから学生たちで行い、実習中も学生だけで対応します。実習先の先生のアシスタントを行いながら、先生や生徒の行動を「心理学的視点」から観察します。

小学校に実習に行った心理学科3年の八谷珠里さんは「観察する心理学的視点を『学習意欲』にしました。学習意欲には4つの項目がありますが、過去に先輩が選ばれていない残り3つ全部を対象にするなど、先輩の内容をさらに発展させたいという思いで取り組みました。また、ICT教育にも興味があり、タブレットなどの使用が学習意欲にどのように影響しているのかも観察しました。」と振り返りました。「将来は学生の就労支援に携わりたいと考えています。学生が主体的に将来のことを考えるためには、学生にキャリア教育に関心を持ってもらうことが重要だと思っています。今回の学びを生かして学習意欲を高める取り組みを考えていきたいです。」と今後の抱負も話してくれました。