📮KURUME LETTER
学生が取材・執筆した冊子『続・筑後和菓子探訪』が完成
文学部情報社会学科の「活字メディア実習演習2」を受講した学生が取材・執筆した冊子『続・筑後和菓子探訪』が完成しました。
この講座は、本学が連携協定を結んでいる西日本新聞社が寄附講座として開講しているもので、地域の話題や人物を発掘し、取材して、1冊の冊子を作ることを目的にしています。35年間の新聞記者としての実務経験がある藤田 中先生による監修・指導のもと制作されました。
冊子のテーマは昨年度に引き続き「和菓子」。筑後地方には、筑後の豊かな風土が育んできた銘菓がたくさんあります。冊子では、学生一押しの和菓子をリストアップし、実際にお店を訪ね、その銘菓の味や製法、歴史、お菓子に込めた思いなどを取材し、文章と写真で紹介しています。
完成した冊子を手に、学生たちは「取材をする前は怖いという気持ちがあったけど、実際お店の人から話を聞いているうちに、ちゃんと書いて伝えなくてはいけないという気持ちに変わっていった」「お店にアポイントを取るのも初めてだったのでとても緊張した」「取材で何を話したらいいのか、どんなテンポで話せばいいのか不安も大きかったけど、いい経験になった」「取材をきっかけにお店に通うようになって交流ができてうれしい」「コミュニケーションは苦手意識が大きかったけど少し自信がついた」「あとから写真が気に入らなくて撮り直しに行ったり、大変なこともあったけど満足いく仕上がりになったので良かった」など感想を述べました。
藤田先生は「今回の取材や原稿作成を経験して、みなさんの力は確実に上がりました。さらに前に進むにはたくさん本を読んでください。若い時に読んだ本、映画、仲間との時間は、みなさんのフレームとなります。完成した冊子をぜひ家族や友だちにも見せてほしい。大いに自慢できるいい本に仕上がった」と学生たちを労いました。