＜地域と学ぶ＞ 企業創生案の発表会を実施

1月11日、経済学部文化経済学科、須川一幸 非常勤講師が担当する「文化経済特講」にて企業創成案の発表会が行われました。この講義は例年、久留米商工会議所、筑後信用金庫の協力をもとに経済学的側面から地域振興を考える講義を展開しています。コロナ禍の影響で2年間開催できていませんでしたが、筑後地域の5社（山下株式会社/株式会社於保商店/株式会社丸信ホールディングス/オガワ機工株式会社/てらこや）に参画いただき久しぶりの実施となりました。学生たちはグループごとに企業を担当、複数回に渡り訪問しインタビューをするなどして課題を選定し、解決策を提案しました。

グループごとにイベント的発想や販売促進的発想など様々なアプローチがなされ、発表ごとに商工会議所や各企業の担当者から質問が飛びました。学生からも経理処理に関する意見が出るなど、経済学部らしい発表会に。企業の実務担当者が同席する中で具体的な質問や厳しい意見が出ることもあり、学生たちにとっては貴重な学びの場となりました。

須川非常勤講師は、「コロナ禍でコミュニケーションに制約がある中でもグループ単位で協力して企業の経営改善のために議論してくれた。よくまとめて発表してくれましたし、企業の担当者とコミュニケーションしたり、就職してからも役立つような実地研修も経験することができた。一つのプロジェクトを最後までやり遂げる中で達成感や満足感、自信も得ることができたのではと思う」と振り返りました。