📮KURUME LETTER
スポーツ栄養学に関する講演会を開催
地域づくりとスポーツ栄養学に関する特別講演会が2月25日(土)に御井キャンパスで開催され、学生、教職員、地域のスポーツチームの指導者やスポーツに取り組む子どもの保護者など約50名が参加しました。
講演会は、久留米大学の地域連携センター「つながるめ」内に設置されているシェアキッチン「シェアキッチン・みんなのカフェ」での活動をさらに活性化し、地域に対して効果的な「食」の教育拠点として展開していくためのきっかけ作りとして企画されたものです。
当日は、立命館大学スポーツ健康科学研究科教授の海老 久美子 先生を講師として招聘し、「魅力ある地域づくりにスポーツ栄養ができること-「アスリートのサポート」を活かす「みんなの健康づくり」-」と題してご講演いただきました。海老先生はジュニアからトップまで、いろいろな競技のアスリートとそのコーチや保護者に対して、栄養や食生活についての指導からレシピ提供までしています。同時に、地元の生産者や企業と連携し、「食」を通した地域づくりにも取組んでおられます。
講演ではスポーツ栄養学について学ぶことは、アスリートのパフォーマンス向上だけではなく、子どもからお年寄りまでの食を通じた健康づくりに役立てられると紹介がなされ、アスリートが栄養について学び、それを地域の中で実践するアスリートを中心とした「地域型食生活」の事例や、ツーリズムや健康寿命の延伸にスポーツ栄養の知識を活かすポイントなどについてわかりやすくお話しいただきました。
質疑応答の時間には「サプリメントを取り入れるときの注意点について教えてほしい」「炭水化物の摂取と体重管理のポイントについて聞きたい」などの質問が寄せられ、参加者の関心の高さが伺えました。
地域連携センター長の上村教授は「医食同源という言葉があるように、食事と健康はつながっていると感じた。部活動生たちがスポーツ栄養を学び久留米の豊かな食資源を活かしたレシピで身体作りを行う。競技でも成果を出し、ノウハウを地域に還元するという流れができれば大学も地域も元気になっていくと思う」と感想を述べ盛会のうちに終わりました。