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久留米の魅力再発見!「久留米つばき」の調査で学外実習へ
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久留米の魅力再発見!「久留米つばき」の調査で学外実習へ

文学部情報社会学科 江藤智佐子教授のゼミに所属する2年生5名が「久留米つばき」に関する調査を行いました。

このゼミ活動では、3日間にわたりインタビューや学外調査を行い、久留米つばきの魅力や「市の木」となった経緯を知り、久留米つばきの可能性を調査することを目的としています。

初日となる6月8日は、久留米市役所 農政部 農業の魅力促進課の原口博彰氏をお招きし、「久留米つばき」の歴史や現在の椿に関する活動などについてお話しいただきました。

受講者全員が久留米出身者ではないため、久留米つばきの歴史に大変興味を持ち講義に聞き入っていました。椿の花が咲く季節はまだまだ先だということもあり、授業後には「来年の2~3月に今回学んだ椿が満開の様子を見てみたい」という声もあがっていました。

実習の様子1

続いて、6月22日は久留米市草野町にある「世界のつばき館」を訪問し、実際に椿の木を目にしながら調査を行いました。初夏ということもあり、ほとんど椿の花を見ることはできませんでしたが、ガラスハウス内の「アザレアツバキ」が咲いており、学生たちは嬉しそうな様子で観察していました。


実習の様子2

また、館長の國武博氏に栽培方法や新品種の開発、久留米つばきが普及するまでの経緯などをお聞きしました。学生たちは、特に新品種の開発に興味を持ち、種から育てる方法や挿し木をする方法など、積極的に質問する姿が見受けられました。

最終調査日となる6月29日は、再び「世界のつばき館」を訪れ、椿油の抽出体験を行いました。つばきの実を粉砕し、殻の仕分けを丁寧に行った後、抽出を行う、というワークショップを楽しみながら体験しました。実際に「世界のつばき館」で売られている椿製品も目にし、椿の製品化に対する理解が深まったようです。

3日間の調査を終え、学生たちは久留米つばきに対する魅力への理解が深まり、調査結果の報告書作成への意欲が高まった様子でした。今後のゼミ活動でも、久留米の良さを再発見する視点で授業や発表資料作成にも積極的に取り組む学生たちの姿が見られそうです。