📮KURUME LETTER
看護学科手話サークルがデフバスケットボールの交流イベントを開催
6月1日、医学部看護学科手話サークルの学生が、福岡市で「デフバスケットボール」の普及に取り組む九州デフバスケットボールフェスティバル実行委員会と共催で交流イベントを開催しました。
バスケットと手話をあわせて名付けられた「bash(バッシュ)」というこのイベントは、聴覚障がいのある方のプレーする「デフバスケットボール」を通して、参加者に手話や聴覚障がいへの理解を深めてもらうことを目指して行われました。
イベントでは、デフバスケットボールでデフリンピック(国際的なろう者のためのオリンピック)に出場した緒方沙織さんの講演会や聴覚障がいのある方とバスケットボールを楽しむ体験会等に加え、手話サークルで手話歌(歌の歌詞を手話で表現するもの)のワークショップや手話に親しむためのゲームなどを企画し、イベントを盛り上げました。
手話サークルでは、これまでもさまざまな地域のイベントで、手話のワークショップやボランティア活動を行うなど、手話を通じた交流活動を行ってきました。
部長の髙柳りささん(医学部看護学科3年)は、「実行員会の皆さんが行われてるイベントに参加したことがきっかけで共催のお声かけいただき、皆さんと一緒に準備を進めてきました。このイベントへの参加は初めてのことで、参加者も耳の聞こえない方が多いため難しさはありましたが、皆さんの楽しんでいる姿を見てやってよかったと思いました。サークルでこれからもいろいろなことに挑戦していきたいです。私たちが働くことになる病院では、耳が聞こえない方はとても不安に感じられていると思いますので、手話で会話をすることでそれを少しでも和らげることができるよう、このサークルの活動を通して手話のできる看護師を増やしていけたらと思っています」とイベントを振り返り話してくれました。