📮KURUME LETTER
学生が久留米絣の魅力発信を支援
本学では、地域や企業と繋がり、課題を解決することや社会に貢献するなかで、自分の学びとする学修プログラムを実施しています。
法学部でも筑後地方の伝統工芸品である久留米絣を若者へ普及させることを目的に、絣の衣服でファッションショーを行う「絣フェスタ」など、学生が絣の魅力を若者目線で発信する活動を行っています。
3月16日と17日の2日間にわたり、久留米絣協同組合・久留米絣縞卸商協同組合が主催するイベント「藍・愛・で逢いフェスティバル」が開催され、学生が取り組みを支援しました。
このイベントは、当該組合に所属している25の絣織元と卸売り企業が集まる最大級の規模のもので、今年で27回を迎えました。本学は令和4年度からこのイベントを全面的に支援しており、今年も法学部主催の「絣フェスタ」プロジェクトのメンバーである学生やOB・OGが今回ファッションショーのモデルとして参加し、会場を盛り上げました。
会場には、今年のテーマである「絣のトキメキ」を表現した、かすりの路(みち)という絣の製造工程のパネルを展示したトンネルのような仕掛けがあり、そこを抜けると絣の反物の新作100点が展示され、ファッションショーのレッドカーペットへとつながる、といった来場者の目を楽しませる工夫もなされており、絣のPRを目的とした本学学生アイドルグループ「絣藍ドルあいくる」がその路を案内しました。
また、イベントスペースでは、絣愛好家の絣をピックアップして学生がインタビューを実施したり、筑後市で6月に開催される絣の里巡りをあいくるが、織元さんたちを交えて紹介しました。本学の地域連携ブースでは、法学部が実施している絣フェスタの藍プロジェクト、マートルプロジェクトなどについても学生が写真やパネルで紹介したりと、さまざまな形でイベントを支援しました。
今回初めてイベントに参加し、あいくるとしても活動を行っている田中天寧さん(法学部2年)は、「自分が気に入った久留米絣の服を着たり、友人など若い人たちに魅力を伝えたりして、多くの人に久留米絣を身に付けてもらえるように広めていきたいです。久留米絣にはブランドものにはない魅力があり、今後も守っていくべき大切な伝統であると思います」とコメントしました。