📮KURUME LETTER
学生サークルteam.csvが福岡市の公民館と共同でプログラミングイベントを開催
商学部の木下和也教授が指導する学生ボランティアサークルteam.csvが、2月18日福岡市早良区の賀茂公民館との共同プロジェクトとして「親子で学ぶコンピュータサイエンス」を同公民館にて開催しました。これは賀茂小学校に通う児童とその保護者を対象に、プログラミングをベースとして、コンピュータサイエンスを楽しみながら学ぶ講座です。
このプロジェクトはteam.csvが同公民館と共同で、1年ほど前から企画し、準備を進めてきました。同公民館はこれまで専門講師に講座を依頼しており、今回のように学生による講座の開催は初めての試みだということです。商学部で学ぶ学生たちにとっては、開催当日までの準備と進捗管理や当日の進行など、授業で学んできたマネジメントの要素を体感できるプロジェクトでもありました。
午前中は5年生と6年生を対象にサイコロの目の平均値を、実物のサイコロを振って求め、それをJavaScriptによるプログラミングで再現するという、これまでにも行ってきたコンテンツをこの日のためにカスタマイズして実施しました。数字だけが表示されるプログラムから画像のサイコロが表示されるプログラムまで順番に学んでもらい、サイコロの目の平均値が、実験回数が増えるほど3.5に近い値に収束していくことを体験してもらいました。
午後からは3年生と4年生を対象に、魚の生態と魚眼レンズの仕組みをプログラミングに関連付けたコンテンツで講座が展開されました。まずパソコン画面上のキャラクターにダンスをさせるプログラムを組みます。次に魚眼レンズを活用した360度カメラを使って、参加者みんなでダンスする姿を動画撮影します。魚眼レンズの特性によりパソコン上でプログラムされたキャラクターのダンスとそっくりに動画で再現することができます。
午前と午後、どちらの講座も、小学生にプログラミング的思考を身につけてもらう機会であるとともに、算数や理科といった普段学んでいる小学校の授業に改めて関心を持ってもらう機会になることを目的としています。今回は親子参加ということもあり、子どもだけではなく、保護者のみなさんにとっても興味深く楽しい学びの場となったようです。
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