📮KURUME LETTER
就職合宿リポート DAY1
久留米大学では、就職活動について、とてもきめの細かな指導を行っています。今回は、そのハイライトとも言える就職合宿をご紹介します。マスコミでも報道されており、久留米大学の有名な取り組みの一つです。
これまで、就職指導は、3年生を対象に夏前に事前説明会、秋に本格的な助走期間、その後自己分析シートの書き方や各企業研究など実践的な内容へと進んできました。後期の定期試験が終わり、3月はじめにドームなどで行われる大きな就職合同説明会(いわゆるゴーセツ)を前にして、いやでも意識が高まります。そういうタイミングでの就職合宿で、今年度は2月20日から24日まで、1泊2日で4グループに分けて行われました。文系学部新4年生の約半数が参加します。
さて、当日は御井本館の前に大型バスが3台来ました。集合時間は9時です。
まず、リクルートスタイルで全員教室に集合して点呼を取り、遅刻者には厳しい指導が入ります。出発前から合宿は始まっています。いつもと違う緊張感の中、さあ出発です。
最近、会場は、北九州八幡ロイヤルホテルをお借りしています。目の前にスペースワールドが広がります(来年はこの風景を見ることができなくなるのでしょうか)。
久留米市から約1時間半かけて、バスが続々と到着します。玄関前でお出迎えです。
着いたら早速、合宿の諸注意と就職の心構えの全体講習です。
法学部の3年生です。期待と不安の思いで、合宿に挑みます。
就職の心構え講習が始まりました。今まで聞いたものよりも、かなり具体的で実践的な内容になります。
右はレジュメです。皆さん、食い入るように聞いています。
会場の端には、学生就職アドバイザーがずらりと並びます。昨年度この合宿に参加して今年度内定を得ることができた4年生の先輩方です。一番ホットな就職活動の体験をしています。的確なアドバイスを期待できます。
講習の途中から、学生アドバイザーの皆さんは、別室に移動して、提出された合宿エントリーシートを添削していきます。後でこれを基にして個人面接を行います。
赤ペンがどんどん入ります。曖昧な部分や矛盾する部分などが厳しく指摘されます。
心構え講習が終了し、昼食です。ここでは、学生アドバイザーが中に入り、さまざまな質問に応じます。食事の際のコミュニケーション能力も鍛えられます。
午後からは、まず全体でマナー講習が行われました。ここでは、挨拶の仕方、入り口からの入り方、カバンの置き方、椅子の座り方、受け答えの仕方、出口への退出の仕方など、プロの講師によって、とても具体的で心のこもった実践的指導が行われます。
その後、ホテルの部屋に荷物を置いたらすぐに戻ります。右は、個人面接の会場です。学生アドバイザーや就職委員の教員など2人を前にして、同グループの学生たちに見られる中、一人一人添削された合宿エントリーシートを基に面接を受けます。いやでも緊張する中、鋭く厳しい質問のシャワーを次々と浴びます。別室では、集団面接の訓練も各部屋に分かれて行われます。参加者は、それぞれの訓練を受けます。
7時に面接指導は終わりますが、その後の食事には翌日模擬面接を担当していただく各企業の人事担当者の皆さまも同席します。参加者は、当然、リクルートスーツで筆記道具も持参です。9時にようやく自由時間ですが、皆へとへとで明日を控えて熟睡します。ホテルのフロントに「夢」という文字が飾られていました。参加者の皆さんは、どんな夢を見ているでしょうか。