📮KURUME LETTER
【卒業生の声】井上美紅さん(就職先:だいぜんじ幼稚園)
Q:最初に自己紹介をお願いします。
【出身地】 久留米市
【出身高校】 三井中央高校
【免許・資格】 幼稚園教諭一種免許、保育士資格
【所属ゼミ】 小津ゼミ
Q:総合子ども学科に進学した理由を教えてください。
小さい頃から子どもの面倒を見ることが好きで、小学生の時から保育士になりたいと思っていました。そのため、高校も保育科がある高校に通いました。より深く学ぶことができそうだと考え、4年制大学を検討していたところ、久留米大学に人間健康学部総合子ども学科ができることを知り、入学を決めました。特に、医学のことを学べるという点に魅力を感じました。
Q:学生時代の活動の様子などをお聞かせください。
部活やサークルには所属せず、4年間アルバイトに明け暮れていました。
大学入学時には人前に出ることが苦手でした。アルバイトの接客では、いろいろなお客様が来られて対応します。その経験を通して、言葉遣いや自分自身の人との関わり方を身につけることができました。
大学の授業でも少人数での発表や模擬保育などがあり、状況に応じた話し方ができるようになったと思います。
このように、大学時代に人前で話す経験を積み重ねてきたことで、現在、全園児の前で話したり、保護者と話をしたりする時に落ち着いて話すことができています。苦手な「話すこと」も頑張って取り組んだからこそ、今があると感じています。
Q:総合子ども学科の魅力を教えてください
医学や看護学に関する講義の中では、知識だけでなく、嘔吐をした際の対応など演習でも学ぶことができました。これまで担当の園児が大きなけがや病気をしてはいませんが、何かあった時にも、知識をもって動けるのではないかと想像しています。先日、園内における安全管理やけがをしたときの対応の協議をした際、他大学にない学びを得ていると実感しました。
また、卒業してからも、多くの友人が保育の場で活躍しているため、保育内容・子どもの遊びについての情報交換をしたり、励まし合ったり、友達の保育観を聞くこともでき、現在も自分自身の学びとなっています。
Q:今のお仕事の内容について教えてください。
幼稚園型認定こども園の、保育機能をもつ2歳児クラスで担任2年目となりました。
1年目は2人担任でしたが、今年はクラス主任として勤務して、保育計画を立てています。また、園内の研修のプロジェクトでは、安全管理の部門に参加して活動しています。
Q:仕事のやりがいについてお聞かせください。
毎日が楽しいと感じながら仕事をしています。2歳児は、言葉が話せるようになる時期で、一年前に去年ができなかったことができるようになっているなど、成長をみられることが喜びです。また、そのできるようになったことを保護者の方と共有できるのがうれしいです。
だいぜんじ幼稚園では、連絡帳や学級だより等を、ICTツールを使って保護者と共有しています。子どもの写真や動画を共有しやすく、自分自身も楽しみながら子どもの成長の記録をしています。
Q:総合子ども学科の後輩へのメッセージをお願いします。
私は、大学で行われる模擬保育は苦手でした。ただ、恥ずかしいですが経験として取り組んだことが実践に活きていることも実感しています。表現力も高まりました。ですから、苦手なことでも逃げずに取り組んでほしいと思います。学生のうちに、大変なことやきついことに取り組んでおくと、働き出してから気持ちに余裕をもって取り組めます。いっぱい失敗してほしいです。
そして、私にとってはアルバイトでしたが、授業以外のことで何か一つでもいいので打ち込むものがあるとよいなと思っています。頑張ってください。