📮KURUME LETTER
社会福祉学科 教職課程 『 採用試験 合格者 』 インタビュー(Vol.7)
教員試験合格者
佐保明日香さん
出身高校:佐賀西高等学校
採用自治体:佐賀県
Q.教員を目指したきっかけを教えてください。
私が教員を目指したきっかけは、子ども達に勉強を教えることが大好きだからです。もともとは子どもが好きで、保育士を目指して、この久留米大学文学部社会福祉学科に入学しました。しかし、この大学で教職の授業を受けているうちに、教育の大切さや楽しさ、難しさを知りました。そして、社会福祉学科の先生方の講義を受けるなかで、様々な教授法に出会い、教育の魅力に引きつけられました。私も子ども達の立場にたって、理解しやすいような授業を工夫したいと思いました。
Q.教員採用試験に合格するためにどんな準備をしましたか。
学内の課外講座を受講したり、英検2級の資格を取得したりと、社会福祉の専門科目はもちろん、教員採用試験に必要な知識の習得に力を注ぎました。また10月を過ぎたあたりから、過去問を解いたり、仲間と一緒に教員採用試験者のための教室で勉強しました。私は短気集中型ではないので、早めに勉強に取りかかりました。勉強意外には、特別支援学校のボランティアや塾でのアルバイト、家庭教師等をしました。今振り返ると、これらの経験が二次試験での面接に役立ったと思っています。
Q.教育実習はいかがでしたか。
本当に楽しかったです。日誌や授業準備等は大変な事も多かったですが、私は「絶対に小学校の先生になりたい!」という気持ちが高まりました。2週間という短い教育実習の間でも、大先輩の先生方から学ぶことはたくさんありました。「もっともっと指導担当の先生の隣で学んでいたい!」と思う2週間でした。子ども達から学ぶこともたくさんありました。何事にも子ども達と本気で向き合い、チャレンジすることが大切だと学びました。
Q.どんな教師になりたいですか。
私は学び続ける教員になりたいと思っています。子ども達は一人ひとり違い、子ども達を成長へ導く指導は、子ども達の実態に応じて変わります。教師は目の前の子ども達にとって最善の教育をし、子どもたちの実態に沿った指導方法を実施します。そのためには、子ども達の特性や様々な指導方法を学び続けるべきだと思います。私は常に学び続け、子ども達と一緒に成長していく教員になりたいです。
Q.教師を目指す学生が「社会福祉学科で社会福祉を学ぶ意義」を教えてください。
福祉と教育は決して別領域ではなく、私は共通しているところがたくさんあると思います。例えば、社会福祉はクライエントの「できること」を伸ばしていき、たとえ何らかの支援が必要であったとしても、最終的には自分で問題を解決できるように支援していきます。このことは教育でも同じだと思います。子ども達が自分の力で問題に向き合い、自分で未来を切り開いていくよう支援していくことが、教師の役割だと思います。社会福祉学科で学んだことは教育でも活用することができ、私自身、教育を教育の視点からだけではなく、社会福祉の視点からも考えることができるようになりました。物事を多角的にとらえる能力を習得できる、それが教育学部にはない、社会福祉学科の強みだと思います。
Q.後輩達へのメッセージをお願いします。
久留米大学は「自分の力を最大限に発揮することができ、大きく飛躍できる大学」です。社会福祉学科の先生方は豊富な知識や経験をお持ちです。先生方の講義を主体的に聞くことがまず第一歩だと思います。自分の力を信じることができるようになるまで、仲間とともにチャレンジし続けてください。応援しています。