📮KURUME LETTER
社会福祉学科 卒業生の活躍(Vol.8)
久留米大学文学部社会福祉学科の学生は毎年約6割の学生が社会福祉に携わる仕事に就いています。そのため、卒業生の多くが、社会福祉施設、医療機関、行政、教育、民間企業等の第一線で活躍しており、卒業生同士のネットワークも強固なものとなってきています。ここでは久留米大学文学部社会福祉学科で社会福祉を学び、福祉、医療、行政、民間企業等で活躍している卒業生を紹介していきます。
井上大典さん(平成19年卒業)
人との出会いが自分の成長!
在学中は社会福祉の勉強はもちろん、ゼミ活動をとおしてディベートやプレゼンテーションのスキルを習得。ディベートでは一つの課題に対し、議論を重ね、相手に伝えていく難しさや面白さを学んだ。またプレゼンテーションでは相手に伝える力を習得することができた。社会福祉学科は発表する機会が多いのでアウトプットする力が鍛えられた。
職歴
大手自動車メーカー勤務を経て、平成22年6月より東和薬品株式会社に勤務。平成24年医療情報担当者(MR)試験合格。現在、医薬品情報提供のスペシャリストとして忙しい日々を送っている。
インタビュー
Q.大学で社会福祉を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
高校生の頃、祖父が認知症になり介護の大変さや重要性を肌で感じ、自分に何かできないかと思ったことが社会福祉を学ぶきっかけとなりました。身近な人に介護が必要となり、自分に知識があればもう少し色々なケアが出来たのではないかと考えるようになりました。その経験から世の中のため、人のために役に立つ仕事をしたいと考え、社会福祉学科に入学しました。
Q.実際に社会福祉学科に入学してみていかがでしたか?
入学前は漠然と社会福祉という大きなイメージでしたが、色々なことを学ぶにつれ奥の深さを感じました。また、3年生からはゼミも始まり、グループディスカッションやプレゼンテーションなど様々なことを勉強することが出来ました。この経験は今も活かされており相手に分かりやすく伝えるためにどうしたらいいのか、相手を納得させるためには何が必要かなど、相手のニーズを引き出す力も身に着けることが出来ました。
Q.現在、製薬会社で医療情報担当者(MR)として働いておられますね。どのようなお仕事なのか教えてもらえますか?
医療機関を訪問し自社の医薬品を中心とした医薬情報を医療関係者に提供することです。患者さんの安全を確保するために、医薬品の有効性、安全性などの情報を提供、収集、伝達することが主な業務です。
Q. 社会福祉学科で学んだことは現在の仕事にどのようにいかされていますか?
相手の立場に立って考えることの大切さやコミュニケーション能力は本当に活かされていると思います。また、ゼミの中でプレゼンテーションやグループディスカッションをした経験が一番印象に残っており、今でも学生時代に経験していて良かったと感じます。
Q.仕事をするうえで心がけていることは何ですか?
一番は感謝の気持ちを忘れないことです。当たり前のことではありますが、とても大切なことだと思います。得意先に感謝の気持ちを伝えることは当然大切ですが、社内でも社外でも常にその気持ちがあれば、苦しい時に手を差し伸べてくれると思います。人に恵まれたからこそ今があると常に思っています。
Q.これからの目標をお聞かせください。
日本一の営業マンになることです!そのためには実績もそうですが、内面的にも成長しなければならないと思います。物事を色々な角度から見て、相手のニーズを引き出し、そのニーズに合った提案をしていく必要があると考えています。また、後輩の指導にも力を入れていきたいと思います。基本的なスキルは社会福祉学科で学ぶことができたので今後はさらにそれを磨いていきたいと思っています。
Q.後輩たちにメッセージをお願いします。
私は社会福祉学科で学んだ全ての経験が今の仕事に活かされていると感じています。ぜひ社会福祉学科に入学して、たくさんの経験をしてみてください。そして何事にも一生懸命取り組んで下さい。先生方や友人との出会い、そして現場実習等をとおして様々な価値観を持つ人に出会いながら、いい刺激を受けて人間的にも一回りも二回りも大きくなって欲しいと思います。それが社会で活躍する力につながっていくと思います。