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社会福祉学科 卒業生の活躍(Vol.6)「ケースワーカー」
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社会福祉学科 卒業生の活躍(Vol.6)「ケースワーカー」

久留米大学文学部社会福祉学科の学生は毎年約6割の学生が社会福祉に携わる仕事に就いています。そのため、卒業生の多くが、社会福祉施設、医療機関、行政、教育、民間企業等の第一線で活躍しており、卒業生同士のネットワークも強固なものとなってきています。ここでは久留米大学文学部社会福祉学科で社会福祉を学び、福祉、医療、行政、民間企業等で活躍している卒業生を紹介していきます。

宮原純平さん(平成21年卒業)

福祉のスペシャリストを目指して!!

平成23年度 荒尾市(社会福祉士資格職)最終合格
平成23年度 国家公務員採用1種(人間科学2)最終合格
平成26年度 福岡市上級行政事務(福祉職)最終合格

職歴

平成24年4月:荒尾市保健福祉部健康生活課に配属。地域包括支援センターにて社会福祉士として,総合相談・権利擁護事業を担当
平成27年4月:福岡市子ども未来局,子ども総合相談支援センター子ども相談課に配属。一時保護所にて,児童の生活支援を担当
平成28年4月:福岡市東区保健福祉センター保護第1課へ異動。ケースワーク業務に従事,現在に至る。

インタビュー

Q.大学で社会福祉を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

中学生の頃,養護老人ホームに訪問する機会がありました。事前に練習した手話を用いた歌を披露すると入所者の皆さんが涙を流して喜んでくれました。この経験から将来人に喜んでもらったり,誰かの役に立てる仕事をしたいと考えるようになり,久留米大学文学部社会福祉学科に入学しました。

Q.実際に社会福祉学科に入学しみていかがでしたか?

様々な福祉分野の勉強をすることができ,貴重な経験となりました。そして,勉強だけでなく3年生からはゼミも始まりました。他のゼミ生と一緒に考え,協働する過程の中でコミュニケーション能力やチームワーク等を学ぶことができました。この経験が私の財産となり,今ではしっかりと仕事に活かされています。

Q.将来の仕事に公務員を選んだのはどうしてですか?

福祉職公務員は,様々な福祉分野のフィールドで活躍することができると考えたからです。また,多くの方の役に立てる仕事だと思い,魅力を感じたからです。

Q.国家公務員採用1種試験,荒尾市の福祉職に合格されました。いわゆる,国家公務員のキャリアに合格しながらも地方公務員の道を選ばれたのはなぜですか?

私が仕事を行ううえで根底にある想いは「人の役に立ちたい」という気持ちです。その気持ちを実感できるのは,直接地域住民の皆さんの相談を受けることができる地方公務員だと思いましたので荒尾市に就職しました。

Q.実際,現場で働いてみていかがでしたか?

地域包括支援センターの社会福祉士として働いていましたので,高齢者の認知症や介護の相談,虐待対応等,私一人ではすぐに解決できない案件ばかりでした。そのような時は,医療機関や民生委員等の関係機関と密に連携を行い,地域全体で住民を支援する流れを作りました。私一人の力では,対応できない問題でも,他職種が集まり多角的に支援を行うことで問題解決につながることもあり,やりがいを感じていました。

Q.今は,福岡市で働かれていますね。今のお仕事はいかがですか?

現在は,地元である福岡市で働いています。保護課に配属されケースワーカーをしています。積極的に家庭訪問に行き,保護受給中の方との対話の中で,困っていることを確認し,支援できることがないか日々考え,行動しています。事務作業も多く,多忙な毎日ですが,直接人の支援ができる今の仕事にやりがいを感じています。

Q.これからの目標をお聞かせください

高齢者支援分野3年、児童支援分野1年、生活保護業務2年と様々な分野で経験を積むことができました。今後さらに援助技術に磨きをかけ、困難事例に対して多面的な視点を持ってアプローチできる人材になりたいです。

Q.後輩達にメッセージをお願いします。

福祉職公務員は,地域住民の支援を行う過程で,自分自身も経験を積むことができ,大きく成長できる職業だと思います。福祉分野のスペシャリストになりたい方は一緒に働きましょう!