久留米大学 医学部
医療検査学科
School of Medical Technology
多様で高度化する将来の医療を担う
次世代型臨床検査技師へ
📮 LATEST KURUME LETTER
この学科のレターを読む新入生密着ドキュメンタリー「キャンパスのオト-医療検査学科 ver.-」を公開しました
- 入学定員
- 74名
- 学部学生数
- 男7名/女70名 ※2024年5月1日現在
実践力のある臨床検査技師を養成するメディカルテクノロジー(臨床検査、医療技術)教育。変化する社会のニーズへの対応力を養うヘルスサイエンス(健康科学)教育。これら、二つの融合による教育研究を重視しています。
🧑🏻🎓このような方を伸ばす学科です👩🎓
- ✅ 診断や治療に関わる検査に興味がある。
- ✅患者さんの手助けができる仕事がしたい。
- ✅病気の早期発見や予防医療で社会貢献がしたい。
- ✅医学の研究に興味がある。
- ✅データサイエンスを医療と医学に活かせる人材になりたい。
- ✅最先端の医療技術と健康科学について学びたい。
- ✅治験や新薬の開発に興味がある。
✍ FEATURES 医療検査学科の特色
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1
質の高い医学・臨床検査学専門教育
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2
医学科、看護学科の学生とともにチーム医療(多職種連携)を学ぶ
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3
大学病院、附置研究所、文系学部との連携による教育
取得可能な資格
- 臨床検査技師国家試験受験資格
- 診療情報管理士認定試験受験資格*
- 毒物劇物取扱者試験取得支援
- 第2種ME技術実力検定試験取得支援
- 電子顕微鏡技術認定試験(2級)取得支援
- 心電図検定取得支援
- 3年次の応用選択で、マネジメントサイエンス応用コースを選択した場合
就職先
- 【臨床検査専門学校実績】久留米大学病院
- 福岡大学病院
- 佐賀大学医学部附属病院
- 県職員
- JCHO九州地区
- 済生会
- 徳洲会グループ
- 日本赤十字社
- 小倉記念病院
- 北九州総合病院
- 新行橋病院
- 福岡新水巻病院
- 福岡和白病院
- 国立病院機構九州グループ
- シー・アール・シーなど
Q&A
医療検査学科生
Sさん
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臨床検査技師はどんな職業ですか?
身体の構造や機能、さらに細胞や組織に関する様々な情報を得るために生体を調べる臨床検査を診断・治療の場へ提供する役割を担っています。検査には患者さんから採取されたサンプルを分析する検体検査と患者の身体各部の機能や臓器の形と動きなどを記録する生理学的検査(生体検査)があります。
-
ヘルスサイエンス教育とは何ですか?
①遺伝子・分子・細胞検査の先端技術を用いた研究を行うバイオサイエンス②医学研究には必須となるデータ解析・活用を行うデータサイエンス③医療情報の管理・活用などを行うマネジメントサイエンスの3 分野で構成しています。
👩アドミッションポリシー👨 (学生受入の方針)
医療検査学科では、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーに基づく教育内容等を踏まえ、以下のような学力の三要素(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」)を備えた人を求める。
方針の詳細
- 臨床検査学の修学に必要な基礎学力、思考力を備えた人(知識・技能)
- 社会に関心を持ち自ら課題をみつけ、学問的裏付けをもって解決策、解答を導き出す姿勢がある人(思考力・判断力・表現力)
- 自らの健康を管理し、明確な目的意識を持ち規則正しい生活を送ることができる人(主体的な生活態度)
- 日進月歩の臨床検査に係る技術・専門について、隣接分野での学習にも精力的に取り組み、医学・保健医療の分野で貢献したいという強い意思のある人(主体性を持って学ぶ態度)
- 他者に対して礼を以って接し、周囲と協調して適切なコミュニケーションができる人(多様な人々と協働して学ぶ態度)
✏️ カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)
医学部医療検査学科では、卒業認定・学位授与の方針に設定しているディプロマ・ ポリシーが達成できるように、カリキュラムを「臨床検査プログラム」、「全学的文医融合プログラム」、「医学部連携プログラム」の要素により構成する。さらに、教育課程を「基礎科目」、「専門基礎科目」、「専門科目」に区分して編成し、講義、演習、実習、臨地実習を組み合わせたカリキュラムとする。
方針の詳細
- 臨床検査の専門的な知識と技術を修得する「臨床検査プログラム」、ヘルスサイエンスを学ぶ「全学的文医融合プログラム」、多様な分野の専門家から教養とチーム医療を学ぶ「医学部連携プログラム」の3つの要素によりカリキュラムを構成する。これらを1年次から4年次の間に基礎から応用まで段階的に学修できるように、教育課程を「基礎科目」、「専門基礎科目」、「専門科目」に区分して編成する。
- 臨床検査プログラムでは、はじめに医療従事者に必要な科学的知識、心理学、英語を、その後、医学と検査機器の基礎や臨床検査の実践において必要となる知識と技術を修得した後に、臨地実習による実践的職業訓練を実施する。3〜4年次には、臨床検査応用選択コースにおいて特定の臨床検査の修得と研究に向けた少人数教育を行い、卒業研究に発展させる。
- 全学的文医融合プログラムでは3分野のヘルスサイエンス教育を実施し、次世代型の臨床検査技師として社会の新たなニーズへ対応する能力を養う(生命科学から発展した新たな医療・診断技術、遺伝子解析などを学ぶ「バイオサイエンス(基礎・応用)」、情報科学とAIについて学ぶ「データサイエンス(基礎・応用)」、保健医療福祉制度及び医療情報管理を学ぶ「マネジメントサイエンス(基礎・応用)」)。いずれも基礎は必修科目として3年次までに学修する。その後のヘルスサイエンス応用選択コースでは、自ら興味を持った分野を深く学び、研究や実臨床で活用する能力を養い、卒業研究に発展させる。また、「マネジメントサイエンス」の応用選択コースを履修すると、3年次に診療情報管理士の資格試験を受験することができる。
- 医学部連携プログラムでは、医学科、または看護学科の学生との合同授業を各学年で行い、医療や医学研究に携わる者として共通の立場、あるいはチーム医療で異なる役割を担う立場から、互いを尊重しながらコミュニケーションを図り、チーム医療の重要性とそれぞれの役割を理解する。
🎓 ディプロマポリシー(学位授与方針)
本学医学部医学科は,学修目標(三大目標)すなわち,医師や研究者として職責を果たすのに必要な知識と技能および患者に寄り添い同僚と助け合うのに必要な態度と習慣が身につき,かつ時代や社会のニーズに対応するのに必要な人間性と良識が涵養されたことが,厳格な判定によって確認された場合に学士を授与します。
方針の詳細
- 医療人・研究者として高い倫理観と豊かな人間性が備わっている。
- 臨床検査の基本的知識・技術を修得できており、実践する能力がある。
- 医療チームの一員として医療活動に参画し、適切な臨床検査を提供できる。
- 社会における多様な臨床検査のニーズに対応する能力がある。
- 科学的思考力を身に付けており、生涯学習を行う意欲と習慣が備わっている。
🏫 CURRICULUM 4年間の流れ
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1年次
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医療人を目指す仲間と出会い、
生命科学や検査原理の基礎を学ぶ医学や臨床検査学の土台となる自然科学や基礎医学の学習を始めます。また、医学生と合同で学び、多様な価値観や倫理観、生涯学習に欠かせない探究活動の基礎とチームワークを培います。
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2年次
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臨床検査学と医学・情報科学・保健医療福祉の基礎を、実践的に学ぶ
臨床検査技師に必要な専門科目を本格的に学びます。講義と演習/実習を効果的に組み合わせることで、座学で学んだ知識をより深く理解し、実践的なスキルを身に付けます。データ分析と診療情報管理の基礎も学びます。
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3年次
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自らの興味ある専門分野を選択し、研究体験・スキル向上・資格取得を!
2年次までに学んだ知識をもとに臨床検査から疾病・病態の評価をする力を養います。応用選択コースは少人数制で、専任教員や学内の研究所/講座の指導者の下で研究に取り組みます。
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4年次
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医療現場で実際の臨床検査とチーム医療を実践的に学ぶ
臨地実習で実際の臨床検査の現場を経験します。事前に患者対応や多職種連携については、看護学生と共に合同演習を通して学びます。卒業研究では応用選択コースの集大成として調査研究をまとめ、発表します。
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PICK UP CURRICULUM
🏥 応用選択コース(3年次)
4コース12分野から自らが興味を持った1つのコースを選び、じっくり学び、研究活動を行い、4年次に成果を発表します。
🗓 SAMPLE SCHEDULE
授業スケジュール例
[2年次1学期]
MON | TUE | WED | THU | FRI | |
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1限9:00 - 10:30 | 医学英語 | 臨床医学総論Ⅰ | - | - | 病態生理学Ⅱ |
2限10:45 - 12:15 | 遺伝子・染色体 検査学実習 |
データサイエンス基礎Ⅰ | 病理検査学 | 臨床化学検査学Ⅱ | 微生物検査学 |
3限13:10 - 14:40 | 生理検査学Ⅰ | 生理検査学 実習 |
肉眼解剖学 実習 |
病理検査学 実習 |
臨床化学 検査学実習 |
4限14:55 - 16:25 | 画像検査学Ⅰ | ||||
5限16:40 - 18:10 | - | - | - | - | - |
👩🏫 授業のPOINT解説
遺伝子・染色体検査学実習
臨床検査や研究で頻用される遺伝子検査、染色体検査を学びます。データサイエンス基礎Ⅰ
臨床研究を行うのに必要なスキルとA Iの基礎を学びます。生理検査学実習
心電図、呼吸機能、脳波の記録法と患者さんへの対応を学びます。